2011年11月22日火曜日

青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸④

四階の航海甲板を見た後は、エレベーターにて一気に一階まで降ります。

一階は車両甲板です。
青函連絡船は鉄道連絡船ですので、その名の通り、海峡などで隔てられた鉄道を連絡するための船ということになります。
この車両甲板は、鉄道車両を収納するためのスペースとなっており、旧国鉄で使用された計9両の車両が緊締された状態で展示されていました。


展示されている9両は、機関車・気動車・客車・車掌車・控車などだそうです。
わたしが鉄道オタクだったら良かったんですが、二枚目に写っている青い車両が郵便車で、三枚目の左側の車両がディーゼル機関車、右側が特急はつかりなどに使われた車両だということ以外はあまりよくわかりません。


床には車両を乗り降りさせるためのレールが敷かれています。
鉄道車両を青函連絡船に積み込むのには可動橋というものを用いたらしく、そのあとが八甲田丸の外にまだ残されていました。


連絡船は、波や潮の満ち引きなどの影響を受けて常に上下左右前後に動いていますが、鉄道車両はレールの上しか走れないので、少しでも船が動くと車両の搬入ができないのだそうです。
可動橋はそうした点を克服するもので、簡単に言うと、絶えず動く船と陸とを繋ぎ、鉄道車両を安全に乗り降りさせるための装置であります。

可動橋と船尾のレールの位置がピタリと合うように操船しなければいけないので、船の接岸にはたいへんな神経を使ったそうです。
そういう面倒なものであるならば、のちに青函トンネルに取って代わられたのも仕方がないことのように思われますが(青函トンネル開通の直接のきっかけになったのは、洞爺丸の沈没事故や青函航路の利用者減などであったといいますが)、しかし旅の風情としては、青函連絡船の方がちょっと楽しそうだなという気がしないでもありません。

それにしてもスケールがでかい話です。
船に鉄道車両を搭載して海峡を渡るのも、海底にトンネルを掘るのも。
昔の大事業って、どうしてこうもドラマチックなんでしょうね。

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