2011年11月23日水曜日

青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸⑤

車両甲板を見たあとは、地下一階にある機関室へと向かいます。
まずはエンジンルームです。


入場した時にもらったパンフレットによれば、八甲田丸のエンジンは単動4サイクルトランクピストン排気ターボつきディーゼルエンジン1600馬力8基。
総出力は12800馬力となっております。

浅学なわたしには、ディーゼルだから軽油を使うんだろうなということしかわかりませんが、それにしても知識の如何を問わず訴えかけてくるこのディーゼルエンジンの美しさはどうでしょう。
この力強さ。無骨さ。そして、それとは対照的な配置の繊細さ。
ちょっとよだれが出そうです。

エンジンルームの隣は総括制御室となっておりました。


八甲田丸の公式ホームページを見ると、総括制御室というのは「機関や航行に必要な補助機械の遠隔制御をはじめ機器の監視や計測・記録が居ながらにして行える船のもう一つの頭脳と言える部屋」だとのこと。
ラジオなどにおける副調整室のようなものでしょうか。

ここへきて、わたしのテンションがまたぐっと上がりました。
古めかしいコンソールがかっこよすぎて身震いします。
もういっそここに住んでしまいたいぐらいです。
しかしブリッジや通信室のものに比べ、機械がより複雑で操作が難しそう。
操作に習熟するまでは、かなりの訓練が要りそうです。

船の乗組員は、船長をはじめ運転士、操舵手、機関士、通信士、はては水夫にいたるまで、それぞれの職掌が専門的に分化していますが、こういう複雑な機械を見ると、まあそうならざるを得ないのだろうなという気はします。
各分野に精通した乗組員がそれぞれに与えられた職務を全うし、そこではじめて船の安全な航行というものが成り立つわけなんですね。
なんというか、美しい世界だなと思いました。

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