2011年12月11日日曜日

八甲田周遊⑤

さて、天候も悪くなってきたし、日も暮れかけてきたので、あとは帰るだけ。
ですが、その前に萱野高原にも寄ってきました。


萱野高原の「カヤ」はススキのことで、萱野はススキの原の意味であります。
このあたりは津軽五牧の一つである雲谷の牧の一部だったところで、かつて藩馬の生産が行われた場所でありました。
ここは横内と酸ヶ湯の中間地点にあたり、清水が湧き、風当りもきつくないことから、藩政時代より酸ヶ湯へ向かう湯治客の冬期の避難場所として利用されてきたといわれています。
必要時には人が泊まって炊き出しをしたり、湯茶を供したりしたそうで、こうした助け小屋的な事業が、今日の茶屋にも受け継がれているのだそうです。


さて、萱野茶屋といえば、名物は長生きのお茶であります。
これは、先に述べた湯治客へのもてなしから生まれたものでありましょうか。
このお茶を飲むとどうなるのかというと、なんでも

一はいのめば 三年長生きし
二はいのめば 六年長生きし
三はいのめば なんとおどろいたことに 死ぬまで生きる
ということになるらしい。


あー、はいはい。
という気持ちにならないでもありませんが、「死ぬまで生きる」という言葉は多少哲学的な響きを持っていないでもありません。
ちなみにわたしの人生で、長生きのお茶を飲むのがこの日でトータル三杯目になりましたので、死ぬまでは生きていられることになりました。
ありがたいことです。

茶の主原材料はハト麦、エビス草の実、大麦、万年茸、玄米、粟、熊笹、稗。
ハト麦のせいなのか、味はどことなく某爽健美茶に似ています。
まあ、ふつうにうまい茶ですよね。

このあと横内の親戚の家に寄って、野菜を貰って帰りました。
家に着く頃にはとっぷり日も暮れて、夜には雨になりました。


話は変わりますが、昨日12月10日は皆既月食でした。
2010年の12月21日にも皆既月食がありましたが、その日は雲が多く、時折雲の間から欠けた月が見られる程度だったと記憶しています。
わたしはたしかそれを、松竹アムゼで映画を見た帰りに、ジャスコの駐車場で目撃したのでありました。
昨日は冬にもかかわらず、天候にも恵まれて、完全な皆既月食を見ることができたのは幸いだったと思います。
なんだかんだで、わたしが皆既月食を見るのも今年と去年(この時は部分月食しか見てませんが)と2007年8月28日とで、トータル三回目になりました。
ありがたいことです。

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