2012年1月17日火曜日

豪徳寺

豪徳寺は世田谷区豪徳寺二丁目にある曹洞宗のお寺。山号は大谿山。
文明十二年(1480)、世田谷城主吉良頼高の娘で、同政忠の伯母にあたる弘徳院のために世田谷城内に創建された小庵にはじまり、もとは弘徳庵と称したと伝えられています。
初め臨済宗に属し、天正十二年(1584)に曹洞宗に転じたそうです。

のち寛永十年(1633)に、世田谷領を拝領した近江彦根藩主井伊直孝が大檀那となって堂宇・殿舎を造営、当寺を井伊家の江戸菩提寺としました。
これにより井伊直孝は豪徳寺の中興開基とされています。
じつは、直孝が豪徳寺を菩提寺としたのには、とある理由があったと伝えられているのですが、それについては後述することにいたしましょう。
万治二年(1659)、直孝が没すると、その法号「久昌院殿豪徳天英居士」にちなみ、新たに寺名を豪徳寺と改めました。

当寺は彦根藩の菩提寺ということで、彦根藩歴代の藩主が葬られています。
幕末の彦根藩主で、万延元年(1860)に江戸城桜田門外で暗殺された大老井伊直弼も当寺に葬られており、その墓は都指定史跡となっています。
そのほか二代直孝、六代直恒、九代直禔、十代直幸、十四代直憲の計六人の歴代藩主と、その家族が葬られているということです。
井伊家の墓所は立派でしたが、個人的にお墓を撮るのを憚るタイプの人間なので、写真は遠慮してしまいました。

ちなみにそのほかの歴代藩主は、彦根藩のお膝元である滋賀県彦根市の曹洞宗清凉寺と、同東近江市の臨済宗永源寺に眠っているそうです。

豪徳寺山門
豪徳寺本堂
豪徳寺仏殿
井伊家墓所入口

※2012年2月16日に写真を追加しました。

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