2012年1月23日月曜日

東急世田谷線

わたしは、高校を卒業したあと、一時東京に住んでいました。
その当時、わたしは三軒茶屋に住んでいて、通学のために三軒茶屋から東急世田谷線に乗り、下高井戸まで行って、そこから京王線に乗り換えて学校の最寄りの駅まで通う、という暮らしをしておりました。
もう十年以上も前のお話です。

東急世田谷線には、環状七号線と交差する地点(若林踏切)がありますが、普通ならばまず電車が優先で、踏切に遮断機が下りて車が電車の通過を待たなければいけないところを、世田谷線の場合は、車道側の信号が赤になって車が止まるまで、電車の方が線路でじっと待っているというような、そういう奥ゆかしいところがありました。
結局、若い頃のわたくしは東京の暮らしがあんまり肌に合わず、学校をやめて青森に帰ってきてしまったのですが、のんびりとした東急世田谷線(実際にスピードが速くない)と、所帯じみた車窓からの風景(なんとなくつげ義春的)だけは気に入っていたのを覚えています。


今回の旅で、豪徳寺に行ってみたのは、世田谷線の山下駅の前にくると、「小田急小田原線、豪徳寺駅へはこちらでお乗換え」みたいな車内アナウンスをやっていたのを覚えていたから。それと、わたしが猫好きだからです。
昔、東京にいた頃には町歩きの趣味は無かったので、まずは豪徳寺を見て、それから、多少なりとも思い出のある世田谷線沿線を少しぶらぶらしてみようと考えておりました。

余談ですが、実際に豪徳寺に行く場合は、小田原線の豪徳寺駅に接続している山下駅よりも、隣の宮の坂駅から行った方が近いですよ。
豪徳寺駅の名前に惑わされてはいけません。
わたしは下調べをしないで行ったので、まんまと山下駅で降りてしまい、豪徳寺まで20分ほど歩く羽目になりました。

豪徳寺(前回までの記事参照)を見ると、わたしは豪徳寺の最寄駅である宮の坂駅に向かいました。
この駅には、世田谷線の旧型車両が静態保存されています。


これは昔からずっとこの場所にありました。
旧型はデハ80形と呼ばれるものだそうです。

現在、世田谷線ではすべてこちらの新型車両(300系)↓


が使用されておりますが、わたしが居た頃は、ちょうど新旧の車両が入れ替わる時期の最中だったようで、新型と旧型が交互に走っておりました。
おセンチ野郎のわたくしが、どちらの車両に乗るのを好んだのかは、あえて言うまでもありますまい。

旧型車両は内装が板張りで、夏の暑い日にもクーラーを使わず(というよりも、たぶん元からついてない)窓を開け放つだけの素敵な車両でした。
ICカードなどというハイテクなものも無かった時代です。

誤解が無いように言うと、わたしは別に新型車両のことが嫌いなわけではありません。むしろカラーバリエーションが豊富でかわいいと思う。
ただ、旧型車両の方が新型車両よりもちょっとだけ好きなだけなのです。
旧型車両のチョロQ再販してくれればいいのに、とつくづく思います。

ところで、昔は宮の坂駅と聞いてもなんとも思いませんでしたが、今にして思えば、名前からして近くに神社があるに違いない。
そう思い、あたりを少しうろうろしてみたら、駅の近くに神社をみつけました。
次回は、その神社に行ったお話をしようと思います。


追記:2012年2月16日
若林踏切で信号待ちをする世田谷線の写真を撮ってきました。
本当に奥ゆかしい人(電車)です。


三軒茶屋の駅の改札はこんな感じ。


昔はここに駅員さんがいて、運賃(全区間一律140円)を渡すなり、定期を見せるなりしておりました。
今は改札機にお金を投入するか、ICカードをタッチするなどして通過します。
今も昔も基本的に切符というものは存在しません。
始発駅、終点以外はほぼ無人駅ですが、途中から乗る人は、車両に備え付けの運賃箱に運賃を投入するか、あるいはICカードでタッチします。バスと同じようなものです。


女性の車掌さんも活躍中です。

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