2013年1月26日土曜日

井の頭弁財天宮①

巳年なので、しばらく蛇に関係した神社仏閣を採り上げてみようと思います。
今日は東京都三鷹市の井の頭恩賜公園内にある弁財天についてです。

平凡社『東京都の地名』によると、井の頭池は「神田上水水源の池。『江戸名所図会』によれば、長さは北西より南東へ曲三〇〇歩ほど、幅は一〇〇歩ほど。池中に七ヵ所の湧泉があって涸れることがなく、七井の池とも称したという。慶長一一年(一六〇六)徳川家康が訪れ、お茶の水として汲ませたといい、寛永六年(一六二九)には三代将軍家光が池傍らの辛夷の木に井頭と彫りつけたのが池の名の由来であると伝える」とあります。
江戸時代、池が神田上水の水源として接収され、池とその周辺地は幕府直轄地となりましたが、のち明治維新後に収公され、その後、大正二年(1913)に当時の東京市に寄贈されました。
同六年には井之頭恩賜公園として開園。現在、三鷹市と武蔵野市にかかる約363,773平米が都民の憩いの場として開放されています。


公園周辺の開発等により、池の水はやや減っているようですが、将軍がお茶の水を汲んだといわれている跡地も保存せられていました。
ただし、今はポンプで水を汲み上げているみたいです。


井の頭池の中之島(中島)に鎮座しているのが弁財天宮です。
建久八年(1197)源頼朝の創建と伝えられ、のち寛永十三年(1636)に家光が改築したと伝えられています。
井の頭池の水が江戸の町の飲用水として供されるようになると、福の神信仰とあいまって弁天信仰が盛んになり、当弁財天宮には多くの町人が参詣するようになったということです(『東京都の地名』)。


当社には狛犬が一対ありました。
建立年は明和八年(1771)です。


なかなか癖が強い、いい顔をしています。

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