2013年2月25日月曜日

鶴岡八幡宮⑤源平池、旗上弁天社

三の鳥居をくぐって境内に入るとすぐに、太鼓橋という石製の橋があり、その橋を挟んで左右に池が広がっています。
向かって右(東側、写真上)にあるのが源氏池、左(西側、写真下)にあるのが平家池で、二つを合わせて源平池といいます。


これは寿永元年(1182)、若宮大路と同時期に造営されたもので、大場景勝らが奉行となり、社前の水田を池に改めさせたものといわれています。
池が造られた当時は東の池にも西の池にも四つずつ島があったそうですが、頼朝の妻政子が東池の島を一つとって三にしたとのことです。
三は産、すなわち発達繁栄につながり、これに源氏の白旗を象徴する白蓮を植えさせ、西池には死を暗示する四つの島を造らせ、平家の赤旗を表す紅蓮を植えさせて、平家滅亡の呪詛をかけたのだといわれています。
怖いことをするなあ北条家の女は、と思いました。

この東の池(源氏池)の島に旗上弁天社があります。
源平池の造営当時、弁財天を祀ったことにはじまり のち明治初年の神仏分離の際に境内にあった他の堂塔と共に除かれましたが、昭和三十一年に篤信家の立願によって再興されました。
さらに昭和五十五年九月、鶴岡八幡宮創建八百年を記念して、江戸末期文政年間の古図に基づいて現在の社殿が復元されました。


例大祭は四月初巳の日。
当社に祀られていた木造弁才天坐像は国の重要文化財に指定されています(現在は鶴岡八幡宮境内の鎌倉国宝館で展示中)。


偶然かもしれませんが、旗上弁天社の周囲には白い鳩が多かった。
源氏の白旗にちなんでわざわざ源氏池の近くに来るなんて、奇特な鳩たちだなと感心したものです。

※2013年10月13日、写真を追加し、文章を一部加筆修正しました。

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