2013年3月16日土曜日

江島神社③辺津宮の境内社

辺津宮には境内社がいくつかあります。

まず一つ目は八坂神社です。
辺津宮の左手の参道を少し行ったところに鎮座しています。


八坂神社の創建年代は不明ですが、昔、江の島の対岸の腰越に祀られていた社が大波で流され、その時に御窟(岩屋)前の海中に流れ着いた当社の御神体を、漁師が拾い上げてここに祀ったといわれています。
御祭神は建速須佐之男命で、御神体は当社の御祭神である建速須佐之男命の御木像であったということです。
往古は天王社と称していましたが、のち明治六年に現社号に改称。
例祭は毎年七月十四日に近い日曜日で、当日には勇壮な神輿の海中渡御が行われるそうです。

八坂神社には狛犬が一対。


例によってデータは取っていませんが、そこそこ古そうです。
阿形の頭に宝珠、吽形の頭に角らしきものがありますが、こういうタイプは十八世紀後半以降に現れるものであります。
造りもしっかりしていて、なかなか立派な狛犬です。

八坂神社の隣には、秋葉稲荷神社があります。


御祭神は火之迦具土神(秋葉神)・豊受気毘売命(稲荷神)。
こちらは、秋葉稲荷・与三郎稲荷・漁護稲荷など、江の島各地にちらばっていた小祀を合祀したものだといわれています。

末社ではありませんが、庚申塚もありました。
こちらは秋葉稲荷神社の近くにあったもの。


猿田彦大神の文字碑で、天保三年(1832)に建立されたものだそうです。

それから、白龍銭洗池と呼ばれるものもありました。
こちらは辺津宮の拝殿手前あたりにあります。


弁財天は元来インドの川の神でありますが、弁財天が日本に来ると当地の信仰と習合して、水の神として広く水辺に祀られるようになり、やがて弁財天(弁才天)の才の字が転じて財となり、財運・福徳の神とされるに至りました。
水と弁財天と財運が結びついた顕著な例が、先にご紹介した銭洗弁財天宇賀福神社でありますが、辺津宮の近くの湧水があるところにも、銭洗池と称すものが設けられておるのであります。
ちなみに龍や蛇(色は白であることが多い)は弁財天の化身や神使とされ、その姿は江島神社境内のあちこちで見ることができます。
俗説に、蛇の抜け殻を財布に入れておくとお金がたまるなどといいますが、それも蛇が弁財天の使わしめであることに因むものでしょうか。
奉安殿の弁天像の近くにも、蛇の置物がありました。

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