2013年4月30日火曜日

宇都宮二荒山神社④末社(2)

拝殿の右手には須賀神社、市神社があります。


由緒は不明。
御祭神は素戔嗚尊、市神社の御祭神は大市姫命です。
同じ建物の中に、二神がいっしょに祀られていました。

社殿の前には、狛犬が一対あります。


こちらは昭和五十九年に奉納されたもの。


ご覧の通り、一度見たら忘れられない顔をしています。
狛犬界ではわりによく知られた狛犬で、わたしも鐸木能光さんの著書や狛犬愛好家の方が作成したホームページなどで、そのお姿を拝見したことがあります。
御尊顔は存じ上げておりましたが、なんの予備知識もなしに行ったものだから、まさかこんなところでお会いするとは思わず。
僥倖とは、こういうことをいうのでしょうか。
お会いできて、たいへんうれしゅうございました。

さて、拝殿の左手に回ると、そこには初辰稲荷神社があります。


御祭神は倉稲魂命。
五穀豊穣・商売繁盛に御神徳があるそうです。

参道にはたくさんの赤鳥居が奉納されており、その脇には何対かの石狐が置かれていました。


石狐は調べるのが面倒くさかったので、二対分の写真だけ載せます。
こちらは稲荷神社社殿のすぐ近くにいたやつです。


そしてこちらは、さらにその手前にいた一対です。


さらにもっと手前のになってくると、石が欠けたりしているものもあったので、そこそこ古いものもあったのではないかと思います。わかりませんが。

初辰稲荷神社の近くには、明神の井というものがありました。


明神の井は、江戸時代の宇都宮の名所「七木七水八河原」の一つで、明治四十二年の明治天皇行幸の折には、この水でお茶を立てて陛下献じたともいわれる、たいへん由緒深い井戸だそうです。
七木七水八河原は今では所在がわからないものも多く、明神の井も一時廃れていたようですが、その後復興されたようです。
現在は井戸に蓋がされており、栃木県神社庁のホームページによると「※飲料については当神社までお問い合わせ下さい」とのことでした。
書道をする時にこの水を使うと上達するという信仰があるそうです。

初辰稲荷神社の右隣には御神庫があり、その脇に末社の十社があります。


十社は下野国にある、二荒山神社以外の十の式内社の神を合祀する神社。
二荒山神社以外の下野国式内社というのは、都賀郡:大神神社・大前神社・村桧神社、芳賀郡:大前神社・荒樫神社、那須郡:健武山神社・温泉神社・三和神社、寒川郡:阿房神社・胸形神社の計十社のことです。
御祭神は素戔嗚尊・天児屋命・味耜高彦根命・武甕槌命・豊城入彦命・大山咋命・事代主命・下照姫命・誉田別尊・日本武尊の十柱が祀られているということでした。

本殿の左側、玉垣の一画には、女体宮があります。


御祭神は三穂津姫命。
女性の身心諸願成就や縁談、安産に霊験ありといわれている神社です。
名前がなんとなく淫靡な感じで、思わず半笑いで写真を撮ってしまいましたが、三穂津姫命は大物主命の妻とされている神なので、たぶん当社の相殿に祀られている大物主神のちなんで祀ったものか、あるいは二荒山にちなんで女峰山の神を祀ったものではないかと思います。

宇都宮二荒山神社の末社は以上の通りです。
あともう一つ、末社に徳川家康を祀った東照宮があるはずなのですが、これはうっかりして見逃してしまいました。
東照宮はどうやら境内西側の裏坂という参道付近にあるようです。

わたしは神社を訪れる際に、基本的には下調べをしませんが、やはり遠方の神社に行く際は、多少は調べて行ったほうがいいいのかもしれない。
と、日光の二社一寺について書いている時も、宇都宮二荒山神社について書いている時も思いましたし、以前、沖縄に行った時も思いました。
再訪が難しい場合は特に、後悔してもしきれないのでね。
あとは、できるだけ時間をかけて見ることでしょうか。

さてさて、これにて年末年始に行った寺社仏閣についてはおしまいです。
書き終わるのに、思いのほか時間がかかってしまいました。
次はたぶん、お花見系のネタで何か書くと思います。

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