2013年4月16日火曜日

輪王寺大猷院廟

二荒山神社を出たあとで、大猷院に向かいました。
場所は二荒山神社のすぐ近くの、大黒山山麓にあります。
拝観料は大人550円・小中学生250円。ただし二社一寺共通拝観券がある場合は、それで入場することができます。


徳川家光は慶安四年(1651)四月二十日に亡くなりました。
家光は尊崇する祖父家康の側近くに侍ることを望み、死後は遺体を日光山の慈眼堂(天海廟)近くに葬るように遺言していたため、家光の没後、慈眼堂の北に東照宮に向かって廟所が築かれ、そこに遺体が葬られることとなりました。
大猷院とは、家光が死後、後光明天皇より賜った諡号のことで、大猷院廟とはすなわち家光の廟所(墓所)ということになります。
大猷院廟は承応元年(1652)起工。落慶はその翌年の承応二年です。
家康公の廟所(東照宮)をしのいではならぬという家光の遺命によって、彩色や彫刻は万事控え目に造られたといわれています。
長らく日光山内の寺社の一部として神仏混淆して拝祀されていましたが、のち明治の神仏分離に際して正式に輪王寺の所管となり、現在は輪王寺別院として奉祀されています。

家光の墓所へ向かうには、まず三つの楼門をくぐります。
一つ目は、左右に金剛力士像が安置された仁王門です。


二つ目は、持国天・多聞天が安置された二天門(工事中)。
二天門の背面には、風神・雷神が安置されています。


三つ目は、楼門の前面に毘陀羅・阿跋摩羅と、背面に鍵陀羅・烏摩勒伽の四体の夜叉像を安置した夜叉門であります。


これらの楼門は、すべて国の重要文化財に指定されています。
境内は立体的に仕切られており、楼門をくぐるたびに高度を増していきます。

夜叉門を抜けると拝殿がありますが、その手前には唐門(重文)があります。
わたしは建築に関してはずぶの素人ですが、造りとしてはなんとなく、東照宮に似ているなと思いました。


唐門の奥には社殿があります。


社殿は拝殿・相の間・本殿からなり、これらはすべて国宝に指定されています。
東照宮が神仏習合方式の権現造りであるのに対し、大猷院廟は純仏教形式の仏殿造りという手法で建設されているとの旨が輪王寺のホームページに記載されていましたが、わたしにはあまり違いがわかりません。
印象としては、やはり東照宮に似ているなと感じました。
拝殿は正式な参拝所であり、本殿には家光公座像と御位牌、ならびに家光の本地である釈迦如来が奉安されているということです。

東照宮と同じように、家光の墓所は社殿の外にあります。
その入口にあるのがこの皇嘉門(重文)で、中国明朝の建築様式が取り入れられており、その形からは別名竜宮門とも呼ばれているそうです。


墓所はこの門の奥の大黒山を上った先にあるとのことですが、一般の参拝者が立ち入れるのはここまでで、普段は非公開となっています。

0 件のコメント: