2013年4月20日土曜日

宇都宮散策①餃子像・善願寺

栃木二日目は特にどこに行くという予定もなく、餃子を食べたり、歩いていける範囲で市内を観光したりしました。のんびりしたものです。
一つだけ、姉がどうしても見たいと言っていたものがあったので、この日はまずそれを見に行くことにしました。

姉が見たかったものというのは、この餃子像なるものです。
宇都宮駅西口には、仙台駅と同じような高架の歩行者用通路(ペデストリアンデッキというらしい)がありますが、その下のところにありました。


これは宇都宮が餃子消費量全国一位だったことを記念し、とあるローカル番組の企画で町おこしを目的にして建てられたものだそうです。
モチーフはローマ神話の美と愛の女神ヴィーナスで、それが餃子の皮に包まれているという奇抜な発想のもとに製作されています。
見た時には、ついうっかり爆笑してしまいました。すみませんでした。
この像が一躍有名になったのは、何年か前に、餃子像を駅の東口から西口に移転する際、クレーンから落下して真っ二つに割れたという事故が全国ニュースでも取り上げられたからで、わたしもそれでこの像のことを知ったくちです。
当時は、まさかこうして本物の餃子像を見ることになるとは思いもしませんでしたが、今にして思えば、この事故はその後、宇都宮が餃子消費量全国一位から陥落する前触れだったのかもしれません。

でもまあ、宇都宮が餃子の町であることには変わりはありません。
それに、あまりよく知らない浜松の餃子よりは、一度でも食べたことのある宇都宮餃子の方に愛着がわいてしまうのは仕方がないものです。
町を散策中、こんなものを見つけたので、思わず購入してしまいました。


餃子手ぬぐい。なかなかしゃれています。
お値段もお手頃で、たしか450円(税別)とかそんなもんでした。
難があるとすれば、少し手触りがごわごわしているぐらいでしょうか。
サンキュー宇都宮、サンキュー餃子の町。そう思いました。

さて、宇都宮駅近くにはJR線と平行するように田川という川が流れ、駅西口から少し行ったところには、田川をまたぐ宮の橋という橋が架かっています。
橋の手前にある川沿いの細い路地に入り、そこからしばらく歩くと、まもなく天台宗の福寿海山善願寺というお寺が見えてきます。
善願寺の本尊は如意輪観音。創建は一説に、延暦十五年(796)坂上田村麻呂によるともいわれていますが、定かではありません。
その後、一時衰退ののち、永正年間(1504~1521)に舜海という僧によって伽藍整備されたといわれています。

境内には、高さ3.6メートルの銅造盧舎那仏坐像(宇都宮大仏)があります。
その昔、善願寺の住職が仏像建立の資金がなく困っていたところ、円淳という旅の托鉢僧が大豆三粒を寄進して、「これを境内にまいて増やし、それを三粒ずつ信者に分けてさらに増やしてもらえば、いつか大仏建立の資金ができるようになるであろう」と告げたといわれています。
その言葉通りにやがて資金が集まり、この大仏が建立されるに至りました。
そのため、この大仏は別名「大豆三粒の金仏」とも呼ばれているそうです。


大仏は宇都宮市の指定文化財。
塵も積もればなんとやら。
雨だれ石をなんとかかんとか。
地道な積み重ねが大切だということを教えてくれる、ありがたい大仏様です。

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