2013年4月7日日曜日

日光東照宮⑦眠り猫・本宮参道ほか

拝殿の右手には、神楽殿と祈祷殿があります。
その奥に行くと、陽明門からぐるりとめぐらされた廻廊にぶつかりますが、家康の遺体が安置されているという奥宮へは、この廻廊の一部を通って行きます。
ちなみに、日光東照宮単独拝観券で入場した者はそのまま進めますが、二社一寺共通拝観券で入場した者は、この先は追加料金520円が必要となります。
なんだかんだでお金がかかるのう、と姉と言い合ったものです。


廻廊の蟇股にあるのが、有名な左甚五郎の眠り猫であります。


ほら~、にゃんにゃんだよ~。


にゃんにゃんのうしろに、ちゅんちゅんがいるよ~。
と、この場所で行き会った若いお母さんが、幼い娘に教えていました。
そうです、奥さんの言う通り、表は猫、裏は雀の図像が描かれています。

猫のモチーフは四天王寺(大阪)や水分神社(吉野)、大崎八幡宮(仙台)など、ほかの社寺建築でも見られるそうですが、眠っている猫が描かれているのは日光東照宮と大阪の四天王寺だけだそうです。
猫と共に描かれている牡丹は中国では富貴のシンボルであり、また、猫は長寿を意味する「耄」と発音が似ていることから長寿のシンボルとなり、この二つを合わせて富貴長寿の吉祥を示す図案として日本に輸入されました。
が、わが国ではやがて富貴長寿という本来の意味は失われ、猫と牡丹の組み合わせのモチーフだけが残ったようです。

東照宮の眠り猫を見てみると、眠っている猫のすぐそばで雀が遊んでいます。
これは、争いのない平和な世界を表しているということです。

廻廊を抜けると、坂下門という門があります。
ここからが奥宮参道となります。


奥宮は東照宮本社を見下ろす高所にあり、そこへ至るまでに207段の石段が築かれています。


石段はきれいに除雪してあったものの、滑りやすくなっていました。
そのため、慎重に歩かなければならず、ゆっくり歩いた結果、207段の階段が少しも苦になりませんでした。

石段の途中にも書いてありましたよ。
人の一生は
重荷を負うて
遠き路を行くが如し
急ぐべからず
これは、家康が残したという御遺訓だそうです。
まあこれは人生のことを言っているんですが。


まもなく、奥宮の銅鳥居が見えてきました。

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