2013年6月29日土曜日

求聞寺へ

岩木山神社のすぐ脇を蔵助川という川が流れていますが、その川を挟んで神社の反対側に、真言宗智山派の求聞寺(ぐもんじ)というお寺があります。
お寺だから行かなくてもいいかな、とも思ったのですが、せっかく遠出したので、ついでに行ってみることにしました。


川を渡ったところには、示現堂という求聞寺の附属施設があります。


これは、昭和五十年八月六日に起きた百沢土石流災害で亡くなった二十二名の被害者の御魂を慰めるため、昭和五十二年に建てられたものだそうです。
被害者の中には当時の求聞寺住職の肉親七名も含まれているそうで、堂の内部には被害者の遺品などが納められ、また災害の記憶を風化させてはならぬということから、土石流の被害を伝える展示がされてあるということです。
昭和五十年の百沢地区における土石流発生の原因の一つが、スキー場開発などによる環境の変化で、木を伐採したことにより山の保水力が低下、そこへ想定外の集中豪雨が発生して、被害を拡大させたといわれています。
まあなんというか。かけまくも畏き岩木山三所大権現の依代であらせられる神体山岩木山の木を、レジャー開発のために切ったりなんかするから。
これでその土地に住む人が亡くなったのでは、やりきれません。
堂の上部に安置されているのは慈母観音(観世音菩薩)。毎年土石流災害のあった八月六日には、慰霊祭が執り行われているということでした。

さて、少し坂になっている参道を進んで行くと、まもなく道の突き当りに求聞寺入口の鳥居が見えてきます。


求聞寺の由緒については次回書くつもりですが、鳥居があるのは当寺が岩木山神社と関わりの深いお寺だからだと思われます。


さらに、参道には観音像も安置されていました。
求聞寺は津軽三十三観音霊場の三番札所でもあるそうです。

さてそういうわけで、求聞寺に到着いたしました。


寺だからはじめは行かなくてもいいやと思っていたものの、行ってみたらここにも狛犬がいたので、ついてるなと思いました。


建立年月日は昭和二十九年旧八月十三日。
弘前には多い「構え」の格好をした狛犬です。
さほど古いものではありませんが、なかなか風格のあるいい狛犬でした。

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