2013年10月4日金曜日

牛久大仏②牛久大仏とは

牛久大仏の周囲には牛久浄苑という浄土真宗東本願寺派本山東本願寺の霊園があり、大仏はその霊園内に建立されています。


大仏は1986年に着工し、六年後の1992年に完成しました。
バブル期など、一時、観光地に人を呼び込むために自治体や企業などが巨大仏を建立する建設ラッシュがあったそうで、そうした観光客誘致のための大仏を観光大仏と呼ぶそうですが、これはいちおう東本願寺の檀家信徒のために造られた、信仰を目的とした大仏だといわれています。
が、大仏建立の目的はなんであれ、今日では観光以外の目的で牛久大仏を訪れる人はあまりいないでしょうし、東本願寺としてもそれは別に願ったり叶ったりであろうと思うのです。どう考えても観光客向けの施設や設備もあるので。

たとえば、この参道の仲見世などは、どう考えても墓参りの檀家信徒のためのものではなく、まさに観光客のための施設といえるでしょう。


わたしも帰りにここで、甘い物好きの父のために落花生の甘納豆を買いました。

仲見世を抜けるとチケット売り場があるので、そこで拝観料を払います。


拝観料は園内に入場するだけのもの(大人500円)と、それに大仏胎内の見学がプラスされたもの(大人800円)の二種類があります。
園内の入場券(500円の方)だけを購入しても、あとで追加料金を払えば大仏胎内に入れるそうですが、それだと初めから胎内見学がセットになっている方(800円の方)を買うよりも少し割高になるそうです。
が、まあ大仏を見に来て胎内を見ないという人はそういますまい。
わたしは当然のごとく800円の方のチケットを買いました。

入場口から少し行くと、発遣門という門があります。


門の脚部には宗祖親鸞聖人の像が安置されていました。


そして、説明書きにある通り、心静かに鐘を打ち鳴らして発遣門下中央にて合掌礼拝すると、正面に大仏様が。


ありがてえありがてえ、などと思うわけもなく、ただひたすらでけえでけえと思いました。

牛久大仏は青銅製の阿弥陀如来立像です。
高さは阿弥陀如来の十二の光明にちなみ120m(台座含む)あります。
像高は100mで、これは立像の高さとしては世界三位ですが、ブロンズ製仏像としては世界一位の高さを誇り、ギネスの世界記録にも認定されているそうです。

主なデータは以下の通り。

地上高 120m
像高 100m
左手 18m
顔の大きさ 20m
基壇部高さ 10m
蓮台部直径 30m
蓮台部高さ 10m
総重量 4000t
製造期間 10年

ドーム球場の両翼が約100mで、ホームベースからバックスクリーンまでの距離が約122m、ピッチャープレートからホームまでの距離が約18.44mなので、それに照らし合わせてみると大きさがなんとなく想像できるでしょうか。
ちなみに大仏の左手はちょうどガンダムと同じ大きさなので、そう考えてみると、まあガンダムなんておもちゃみたいなものですよね。

発遣門をくぐり、大仏に近づいていきます。


門の背後には、釈迦三尊像が安置されていました。


参道の途中には梵鐘や日本一の大香炉などがあり、


さらに道の左右には、浄土式庭園や現世を映すという群生海という池、四季折々の花が植えられた植え込みなどがありました。


まもなく見えてきたのは、横超の橋というものです。


南・無・阿・弥・陀・仏の六文字で渡り切れとあったので、そのようにしました。


個人的には、お・も・て・な・し・おもてなし(合掌)の六文字で渡ってもよかったかなと思います。だめかもしれませんが。

さて、いよいよ大仏の真下にやってきました。


改めて、つくづくでかい大仏様だなと思いました。
野球場にぴったり収まるぐらいのサイズなのですから、当然といえば当然なのですが。

顔は、鎌倉の大仏が琴光喜に少し似ていたので、牛久大仏も相撲取りで例えたいと思ったのですが、あまり似ている力士が思い浮かびません。
遠くの方のやや斜めの角度から見た顔は、伊勢ノ海部屋の勢関に少し似ているようでしたが、正面から見るとそんなに似ていませんでした。
しかしよくよく考えてみると、大仏様の顔を相撲取りで例える必要は少しもなかったのでした。


牛久大仏は手に来迎印という印相を結んでいます。
来迎印というのは、右手を上げて左手は下げ、手のひらはそれぞれ前の方に向けた状態で、親指と人差し指で輪を作った形の印相です。
これは、阿弥陀如来が信徒の臨終の際に西方極楽浄土からお迎えに来る時に結んでいるものなのだそうです。

大仏を眺めやりながら、周囲を巡って大仏の裏の方へ回ります。


胎内への入口は、こちらにありました。

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