2013年10月6日日曜日

牛久大仏③大仏胎内

大仏の裏側にある入口から胎内に入ると、まずはじめに「無明」というエレベーターの個室ぐらいの、小さな部屋に通されます。
一定数の来場者が集まりその部屋の中に入りきると、やがて入口の扉が閉ざされ、照明も落とされて、部屋の中は真っ暗になりました。
その状態で、何か少し仏教的なお話(無明について?)の音声が流れます。
宗教的なムードを演出しようとしているのがわかりましたが、わたしがその部屋にいた時、ほかに家族連れのお客さんがあって、子どもが靴を入れるビニール袋(胎内は土禁)を終始ガサガサやっていたので、落ち着きのない子どもだなあなどと思ったりしました。ようするに無明の話を聞いていませんでした。

音声による無明の説明が終わると、入口とは反対側の奥の扉が開き、色とりどりの光に包まれた空間が現れました。
これはたぶん、光にあふれた浄土を表したものだと思います。


このあと階段でひとつ上の階に行きました。
上の階には、大仏完成までの工程を写真つきで説明したパネルや模型など、牛久大仏に関する資料が展示されておりました(写真は割愛)。

そこからエレベーターで地上85mの展望台に上がります。
地上85mは、位置でいうと大仏の胸の辺りにあたるそうです。

『晴れた日は巨大仏を見に』の著者である宮田珠己氏も、同書の中で言っていましたが、まあ巨大仏の胎内というのは、そうおもしろいものでもありません。
アジアの仏教国から寄贈された仏像や仏舎利などがあり、


ギネス認定証などが展示されていました。


大仏の体にある開口部からは、地上85mからの景色を見ることができます。


わたしが行ったのは暑い夏の日のことで、少しもやがかかっているような状態だったのであまり遠くまで見えませんでしたが、条件がよい日は富士山や東京スカイツリーを見ることができるそうです。


ということは、富士山や東京スカイツリーからも大仏が見えるということだ。
すげえな牛久大仏、と思いました。

このあと、今度はエレベーターで下までおりていきます。
着いたのは、3400体の胎内仏が納められた「蓮華蔵世界」ということろです。


胎内仏の中には「●●家」とか個人名が入ったものがありましたが、ここでは胎内収骨と永代供養を受け付けているので、それは永代供養などを申し込んだ檀家信徒の人たちのものであったのでしょう。

胎内収骨、永代供養だけでなく、霊園の宣伝もばっちりやっていました。


さらにこの下の階には、写経を行うスペースや念仏の間がある「知恩報徳の世界」というところがありました(写経用紙代200円)。


「知恩報徳の世界」は地上約10mの大仏の二階部分に相当するところですが、このフロアからは大仏の蓮華座の上におりることもできました。


蓮華座には金箔がところどころ貼られておりますが、これは入場者が貼っていったもので、たしか金箔一枚300円くらいであったと思います。


いちいち金額を覚えているあたりがケチくさいですね。


このあと階段で一階までおりて、これにて胎内見学はおしまいです。

大仏の裏手には「りすとうさぎの小動物公園」というのがあり、この公園には文字通りウサギやリスなどの小動物がいるほか、一日に数度の猿の曲芸も行われていて、入園者はこれを自由に見学することができました。
『下妻物語』の終盤、物語の主人公の一人であるイチコが暴走族仲間に「牛久大仏の裏の墓地」に呼び出されるシーンがありますが、実際には大仏の裏手に墓地はありませんし、もちろんヤンキーもおりません。
そこは、家族連れやカップルが小動物を見ながらキャッキャウフフする、じつにのどかな場所でした。


この公園内から見る大仏の後ろ姿がまたいいのです。


『晴れた日は巨大仏を見に』にも書かれていましたが、巨大仏と電線や鉄塔などの人工物は、絵的に非常によく合います。
やはり巨大仏というのはほかに比較する対象物があって、それによって大仏の異常な大きさを感じたり、日常の風景とのズレや違和感を感じたりするのが楽しいのだなと思いました。


 最後に、ちょっとだけ写真ギャラリーを。


 いやあ、大きいですね。


よくよく見たら、頭にアンテナみたいなのが刺さってるのもいいですね。
リモコンの遠隔操作で動きそうな雰囲気がとてもいいです。

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