2014年5月30日金曜日

円覚寺④寺宝・その他文化財

円覚寺の寺宝は数多くありますが、全部は書ききれないのでいくつか抜粋してご紹介します。

まず、円覚寺所有の国指定の重要文化財として、先にあげた円覚寺薬師堂内厨子と円覚寺奉納海上信仰資料一〇六点があります。
さらに県重宝に、薬師堂鰐口と宝篋印塔と絹本著色聖宝僧正像があります。
宝篋印塔は笏谷石製、江戸時代初期の作で、梵字が刻まれているとのこと。
参道の途中の石段の脇あたりにありました。


深浦町の文化財(天然記念物)としては、円覚寺の竜灯杉があります。
推定樹齢は1100余年といわれ、海上が荒れる日に梢から一条の光を放ち、船を湊に導いたという伝説にちなみ、いつの頃からか「竜灯杉」(竜神が宿る木)と呼ばれるようになったといわれています。


あと、これは文化財の指定は受けていませんが、境内には深浦町の「巨樹・古木指定一覧」のリストに記載のあるイチョウの木もありました。
イチョウの木は境内右手、薬師堂の裏のあたりにあります。


以下、寺宝として伝聖徳太子作の本尊十一面観音像、伝弘法大師作の不動明王木像、伝運慶作の金胎両界大日如来木像、伝慈覚大師作の大黒天像、伝恵心僧都作の不動明王木像など木像数点、津軽家四代信政自筆の紺紙金泥仁王護国経写、五代信寿自筆の滝見観音像などがあります。
さらに、円覚寺先代住職海浦義観が日露戦争における日露両国の殉難者供養のために、全国の八万四千人の信徒の毛髪を集めて五か年を費やして刺繍した「八相釈尊涅槃図」、同じく義観僧正が国家鎮護の祈願のために信徒の頭髪を集めて作ったという「毛髪刺繍八相曼陀羅」などがあります。
また、境内に年代不詳で梵字の刻まれた板碑三基があります。

これら文化財や寺宝のうち、円覚寺奉納海上信仰資料一〇六点や深浦湊や北前船に関する遺物、また円覚寺二十六世義観僧正の仏道修業の遺品などは本堂後ろにある寺宝館「篤学館」で展示されているそうです。

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