2014年5月18日日曜日

北金ヶ沢の大イチョウ

北金ヶ沢のイチョウは関の甕杉、折曽のイチョウから距離にして1km弱ぐらいだったでしょうか、とくかくわりと近距離にあったと記憶しています。
たしか案内も出ていましたし、道路からイチョウの姿が見えるので、よほどのことがなければ迷うことはないでしょう。


このイチョウは推定樹齢600~1000年以上といわれています。
高さ約31m、幹回り約22m、日本一のイチョウの巨樹といわれている木で、平成十六年九月に国の天然記念物の指定を受けました。
枝からたくさんの気根・乳垂が垂下がっている姿から、古くから「垂乳根のイチョウ」などと呼ばれて崇拝信仰されてきました。
母乳不足に悩む女性が、この木の気根に麻糸を巻いて拝むと乳がよく出るようになると信じられていたそうですが、これはたとえば青森市宮田のイチョウなどのように、ほかのイチョウの巨樹・古木にもみられる普遍的な信仰の形であります。

この地には安倍(安東)支族の菩提寺の別院が建立されていたと伝えられており、このイチョウはそれにちなむものといわれています。
また、伝説ではこの地は阿倍比羅夫古代が建立した神社の跡地で、その時に植えられたものだともいわれているそうです。

安東氏の菩提寺の別院はすでに廃して残っていませんが、古くから乳授けの木として広く尊崇されていたことから、木の傍らには大小の祠がいくつか建立されておりました。


中にはお獅子が建立されているものもあります。


上の写真だと一対しかないように見えますが、二対もありました。


上の方の狛犬は建立年代不明ですが、下の方の狛犬は昭和十五年旧七月十七日の建立です。


イチョウの木を見に行っただけなのに、お獅子までいて儲けた気がしました。

0 件のコメント: