2014年5月16日金曜日

関の甕杉

前回、イチョウの話題を持ち出したのは、去年の秋に深浦に大イチョウなどを見に行った時の話を早めに消化しておきたい気持ちがあったからです。
どうもいろいろ滞ってしまっておりまして、今はイチョウの季節とは真逆なんですが、そこはまああまり気にしないでいただきたい。
というわけで、今日はまず、深浦町関にある「関の甕杉」について書いていきたいと思います。

深浦へは、昨年の秋に父と母とわたくしの三人で行きました。
私事ですが、昨年の秋から今年の春まで父の実家の建て替えのために、父の実家に住む家族(祖母・叔母・従妹)と同居しておったのです。
しかし家族とはいえ、普段同居していないものだからお互いにいろいろと不便を感じることもあったりして、まあいろいろ考えた結果、休みの日はどちらかが家を空けるなどの対策をとって互いに気を遣い合っていたわけです。
この時の深浦行きは、こうした家庭内の事情から発生したのでありました。

深浦行きを決めたのは、ちょうどその頃、新聞に北金ヶ沢の大イチョウのことが書かれている記事が載っていたからです。
北金ヶ沢のイチョウは、巨樹・古木好きのわたしが前々から行きたいと思っていたところでしたが、自家用車以外の交通手段だとアクセスが面倒くさそうだったので、ずっと敬遠していたのでした。
だからまあ、わたくしにとっても非常に都合がよかったのです。
しかも、深浦町には北金ヶ沢の大イチョウだけではなく、今回ご紹介する関の甕杉やその他いろいろの巨樹があるということで、わたくしにとってそれはもう本当に都合がよかったのでありました。

青森市から深浦へは、国道7号線を使って大釈迦の辺りで101号線に合流し、西をめざします。途中で五所川原、つがる市などを経ます。
鰺ヶ沢でわさお(犬の)の家を見かけましたが、移動する車中のことで写真を撮る暇がなかったし、よくよく考えてみるとわたくし犬が苦手だったので、まあ別に撮れなくてもよかったなと思いました。
そして鰺ヶ沢も通過し、いよいよ深浦町へ至りました。

関の甕杉の所在地は深浦町関字栃沢というところです。
北金ヶ沢駅の少し手前、国道101号線から一本細い路地に入ったところの小丘上にそれはありました。


関の甕杉の推定樹齢は一千年。
樹高約35m、地上1.8mの高さの幹の周囲は7.03mあるそうです。
昭和三十年、青森県の指定文化財(天然記念物)になりました。
名前の由来は、遠くから見た形が甕に似ているからだといわれています。
甕に似ているかな。わかりませんが、枝を伸ばした姿は凛々しかったです。
一説には神杉が訛って甕杉になったともいわれています。

杉の木の傍らには、古い板碑が数十基集められていました。
それについては次回くわしく書きますが、板碑は南北朝時代の頃のもので、安東氏に関わるものだといわれているそうです。
真偽は不明ですが、この甕杉も安東氏に関わるものだといわれています。

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